アンテナ工事失敗の事後検証

Cushcraft R9

Cushcraft R9 のアンテナ工事失敗の検証を行う。

ここに書いた通り、失敗の唯一の原因は、最後の最後に一人ではこの物体が持ち上がらなかったことにある。なので、実際に模型で実験してみた。

全てはこの動画の通り。トップヘビーな物体として、このようなゴムハンマーが良い。それを、このように、地上から一定の高さを保って水平に移動して、徐々にどれくらいの力が必要なのかを直に人体実験で体験する! 人体実験だから、一番原始的かつ「確実」だ。

やってみるとわかるけど、ゴムハンマーが45度くらいになったときに、一番力がかかり、手が痛くなるくらいになる。下方向にも、横方向にも両方力がかかり、かなりしんどいことがわかる。

特に、トップヘビーな物体は、一目瞭然なとおり、てこの原理でなおさら手に重量がかかるので不利である。なので、まずは消極的な解決方法だが、同じ重量でもトップヘビーではない状態で持ち上げることが考えられる。

ただ、アンテナ工事の場合、たとえばV/UHFのGPをマストに付けただけでも状態はトップヘビーになってしまうわけで、なかなか厳しいものがある。

あと、てこの原理を軽減するためには、マスト長を短くするか、人間の身長を伸ばすしかないwww(^^

勿論反対方向からクレーンで釣れば一番良いが、それができれば最初から苦労はないわけで。
う~ん。。。現実的な解決方法を探るのは難しい。やはりできるだけ軽くて短いアンテナを上げることに尽きるわけで。(-_-;)

<追記>
こういうのはどうだろう??

アンテナの反対側に、あらかじめ2m程度の補助マストを固定しておき、その上端部分にこのようにひもをかけて、アンテナを起こすと同時にこのひもを引く。押す動作と引く動作を同時に行い、かつ力のかかる方向も異なるので良いのではないか?まだ思考実験の段階だが・・・

但し、今回のR9の場合にはちょっと苦しそう。というのは、R9の基部を固定するマストをはじめは2mのパイプでやってたのだが、重すぎ&長すぎなのでそれを1mに変更した。で、1mにしても重くてダメだったというのが結論。なので、またそのマストを2mに戻すのは止めたほうがいい。で、もし1mのままで行うと・・・補助マストの2mの上部が、R9の基部に干渉して、肝心の電気的性能が明らかに損なわれる。なのでやはりR9は無理そう。

<さらに追記>
こんな絵をかいてたら、これを思い出した。昔実際に、アーリントン墓地で本物を見たことがあるよ。(^^♪ やはり人数にはかなわない。。。というすばらしい結論・・・(-_-;)

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