次は、AGC型ウィーンブリッジ発振回路をやってみる。103ページの図9だ。やはり振幅の安定化にはAGCが無いと実用にならないだろう。で、昔から麦球を使う回路とかサーミスタを使う回路とか、いかにもダサいww?素子を使うしかなかった時代が長く続いたが、この本で紹介されているのはNch J-FETの可変抵抗特性を使うというもの。これ。

拡大波形はこれ。

ちょっとクリップしているが、今回は一発で動いた。この、R11を増減させてみたのだが、波形やクリップ具合は全然変わらず。全くレベル調整としては働いていない。
他をいじっても、改善されないのでこの回路は諦めて、118ページの図21にある、状態変数型発振回路をやることにする。これ。

はい。発振しませんw(^^)/
これだけ複雑になってくると、どこからいじったらいいものか・・・ 一応ラベルは沢山作ったので、そこここの波形は見れるようにしたのだが、AGC電圧だけがダラダラ上がっていって、何も起こっていない様子。C4,C5あたりのコンデンサが大きすぎるのか?本にも全部の定数は載っていないので。

ここをいじりました。応答は速くなったが発振しないのは変わらず。

R5を100Ωにしたら、発振しました。ビジュアル的にインパクトがあるのでこれは貼っておきますよwww(^^♪

拡大してみるとこんなふう。いい感じで発振してますね。ただ、波形の拡大はこれ。

正弦波というよりは、三角波もどき。で、いろいろいじった挙句、これが一番いいのではという結論になった。これ。

拡大図。

R5でアンプのゲイン、R10の左の間違ってラベルも20kにしてしまった可変抵抗器の値がAGCレベル調整みたいな感じで、こんなふうになった。波形は今一なものの、まあ一応成功な感じ。
というわけで、こういうCRを使った正弦波発振器というのは、シミュレーション・レベルでは波形的には今一不本意な感じ。上手い人がやればうまくいくのだろうがwww(^^♪ これで4章は終わりにする。


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